犬の泌尿器系腫瘍 |
どんな腫瘍があるの? |
犬の泌尿器系腫瘍には、大きく分けて、腎臓腫瘍と膀胱腫瘍があります。 腎臓腫瘍の発生はかなり稀なため、ここでは膀胱腫瘍について記載します。 |
犬の膀胱腫瘍 |
犬の膀胱腫瘍は、日本では、 シェルティーとビーグルに多く発生しているようです。 多く見られる症状は、治療に反応しない血尿で、 それらが見られた場合はさらに調べられることをお勧めします。 |
診断 |
膀胱腫瘍の診断は、血液検査で腎機能をチェックし、 X線検査、超音波検査、細胞検査、X線造影検査を行い、 しこりがある場合、 どの腫瘍なのか? 進行度はどうなのかを調べていきます。 |
治療 |
膀胱腫瘍の多くは悪性で、 犬の場合、切除が難しいところに発生することが多く、 外科的な対応が難しいことが多いです。 ある種の抗癌剤や消炎剤が効果を示す報告があります。 これらの使用も主治医の先生と、 よく話し合いの末、決められるとよいでしょう。 |