犬の消化器系腫瘍

 

肝臓の腫瘍

犬の肝臓の腫瘍はあまり多い腫瘍ではありません

肝臓は野球のグローブの様にいくつかの葉に分かれているのですが、

1つの葉に発生するもの、いくつかの葉に発生するもの、

全ての葉に瀰漫性に発生するものの3つに分類されます。

また、どこかの腫瘍が、

肝臓に転移を起こした転移病変である事もあります。

診断は?

肝臓腫瘍の診断は、

血液検査、X線検査、超音波検査を行い、

上に上げたどのタイプの腫瘍なのかをまずめどをつけます。

切除可能か否かの判断がつきにくいものでは、

CT検査を行う場合もありますが、

そのような肝臓腫瘍の手術となると、

かなり肝臓腫瘍を経験した先生でないと手術は困難なため、

大学病院などで診断を行う事をお勧めします。

治療は?

肝臓腫瘍の手術は難易度が高い手術なのですが、

手術可能か否かの決定は、

先に述べた3つのどのタイプなのか?

腫瘍のある場所はどこなのか?

動物が手術できる状態なのか?

でほぼ決まります。

これらを調べた後にどうするのかを、

飼い主さんとのインフォームドコンセントで決定します。

 

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