猫の乳腺腫瘍 |
どんな腫瘍? |
猫の乳腺腫瘍は、犬と異なり、90%以上は悪性です。 診断時にはすでに転移を起こしている事も多いです。 2〜3cmの大きさまでが根治する可能性があり、 3cmを超えたものは根治する事が難しいと言われています。 |
診断は? |
猫の乳腺腫瘍は、ほとんどが悪性なため、 多くは細胞検査で疑う事が可能です。 また、よく触診すると、 ゴマ粒上のしこりがたくさん存在する事もあります。 猫の乳腺腫瘍は、悪性度が強いため、 また大きさで予後が変わると言われているため、 なるべく小さなうちに診断し、治療を行う事が重要です。 |
治療は? |
猫の乳腺治療の目的は大きく分けて2つです。 まず、2〜3cm以内の乳腺腫瘍が疑われ、 X線検査で転移が認められないのなら、 早期にしこりのある、片側の乳腺を切除される事をお勧めします。 (しこりのみの切除より大きく取る事が治すための第一歩です) また3cm超え、大きくなったもの、 もしくは肺に遠隔転移が認められた場合には、 根治する事は難しくなり、 対症的な治療を行うかを判断する必要があります。 |