猫の扁平上皮癌

 

猫の扁平上皮癌は、体の多くの場所に発生しますが、

ここでは、日光誘発性の扁平上皮癌について記載します。

どんな腫瘍?

色素の薄い猫(特に白い猫)の耳と鼻に多く発生し、

日光が原因になると言われています。

耳の先や鼻の先端がじゅくじゅくしたり、

かさぶたの様なものができたりし、

数ヶ月から1〜2年経過しながら、

徐々にその病変が広がっていき、

内科的治療や外用治療をおこなっても治りが悪いか、

同様な症状を繰り返します。

耳に発生するものは、

両方の耳に発生する事も珍しくありません。

診断

上記の経過と発生場所・肉眼所見から疑います。

おかしな所の一部を取り、

細胞・組織検査で確定をつけます。

治療

この腫瘍は、転移性が低いため、

病変がかなり進行する前に、

手術で切除する事ができれば予後は良好です。

 

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