犬のその他の部位の腫瘍 |
犬のその他の部位の腫瘍として、 脾臓の腫瘍、眼球の腫瘍、胸腺の腫瘍、心臓の腫瘍があります。 その中で脾臓の腫瘍は比較的多いため、 ここでは脾臓の腫瘍に関して記載します。 |
脾臓にどんな腫瘍が発生するかは、2/3ルールとも言われ、 2/3は腫瘍で(1/3は非腫瘍)、 腫瘍の2/3は血管肉腫といわれています。 脾臓の腫瘍は、大きくなるとおなかの中で破裂し、 出血を起こす事があり、 急に元気がなくなる、場合によっては死亡してしまう事もあります。 ゆえに、手術にて切除できるかが重要です。 |
診断は? |
脾臓の血管肉腫は、非常に転移性の強い腫瘍です。 また、腫瘍ではない、単なる血腫というものも多く発生します。 腫瘍でない脾臓のしこりも、 大きくなると破裂する危険があるため、 可能なら切除することが望ましいです。 ゆえに、X線、超音波検査で、 転移があるのかないのかを、 よく調べる必要があります。 |
治療は? |
基本的に外科的に切除するのが第1の治療です。 ただし、血管肉腫の場合は、 手術時に出血しやすいという危険もあり、 術前によく調べておく事が重要です。 |